Projects for Rebirth -解体工事の実例-
#02 鉄筋コンクリート造 住宅解体工事 岐阜県大垣市
解体工事概要
- 工期:
- 平成30年1月15日~4月20日
- 建物:
- 鉄筋コンクリート造5階建て住宅
- 敷地面積:
- 100㎡
- 建坪:
- 127坪
重機の入れない路地 人力による解体工事
「解体工事」と聞くと、大型の重機が豪快に建物を崩していく様子をイメージするかもしれません。しかし、狭い路地に面した住宅や隣接する建物との関係で重機を入れることができない現場も少なくありません。そのような現場では、人力による解体工事を行うことになります。
岐阜県大垣市でご依頼いただいた鉄筋コンクリート造5階建て住宅の解体工事は、当初は上層階のみを人力解体し、1・2階は重機解体を行う見込みでした。しかし、いざ工事が始まってみると、様々な条件が重なって重機を使えないことが判明。施工計画の変更を余儀なくされます。
計画していた通りに重機が使えないということは、予定より工期が長くなってしまうことを示しています。施主様が家を建てる予定が遅れてしまうのです。工事の始まった季節は真冬。雪の日もある中、少しでも工事の遅れを取り戻すべく作業を進めていきます。
解体しながら築かれる人間関係
解体工事の現場は、必ずしも誠和の社員だけで作業をしているわけではありません。現場によっては様々な外注業者さんの協力を得ています。
鉄筋コンクリート造の建物を人力で解体する現場では、斫(はつり)業者さんが活躍します。急遽変更された施工計画に合わせ、誠和の現場を優先して増員していただくことができました。手バラシ専門の業者さんからも「誠和の社員という気持ちで毎日作業を進める」という言葉をいただきました。利害関係を超えた外注業者さんとの信頼関係を感じます。
水の都と呼ばれる大垣市の地盤は水分を多く含んでいます。この工事では建物部分の解体だけでなく、基礎の撤去工事も難航しました。自分たちの現場の作業終了後にも関わらず、他の現場から駆け付けて手伝ってくれた社員もいました。一人一人が誠和の社員だという想いで繋がっています
解体は壊す仕事です。その解体工事現場で、社員同士も外注業者さんとも、さらなる信頼関係を築けたことを感謝しています。
解体工事を通して誠和の目指す「和」
この現場のお仕事からは、誠和の社員一同が多くのことを学ばせていただきました。様々な理由はありますが、施工計画を変更することになったことは私たちに責任があり、解体工事を請け負う立場としての責任の重さを感じます。
そのような状況であっても、作業をする人たちの技術と想いが現場を支えてくれました。家屋を解体する仕事に多くの人たちの協力が必要なのです。その結果としてお施主様に喜んでいただける仕事となります。それが誠和の目指す「和」の形。お施主様と誠和の社員や外注業者さん、解体工事に関わるすべての人たちの絆です。